そして、何回目かの集まり 俺は珍しく ずっと真面目に参加している 伊藤と唯一話せる場だからだ 今日は伊藤にしつこく 話し掛けるもう1人の文面編集係 の男が寝ている 作業を進めていると みみを思い出した 2人でTVのゲームの画面を見つめ、 熱中していたのが懐かしい 「あのさ、」 気づくと、言葉が 口をついて出ていた