「な、に?」

 「俺、原田。これから同じ係
 同士よろしく」


 少し間が空き、
 小さい声で返事が帰ってきた


 「私、伊藤
 よろしく」


 伊藤、か
 よくある名字なんだろうか


 俺はPC室を後にする
 伊藤の背中につぶやいた


 「…絶対惚れさせてやる」