行くあてもなく、 いたのは屋上 息が切れて、心臓が痛い 胸が痛い 「…はっ、どう、したの?!」 麻里も息が切れている 「………」 自分でも分からない なぜ走ったのか なぜ胸が締め付けられるのか 「…さっきの、原田くん、だよね?」 「…知ってるの…?」 「有名だもん、人気あって」