恋と狼と陸上と…

私は我慢の糸がぷっつりと切れて、涙があふれてしまった。


私は両手で顔を覆い、俯いた。


「あと、0.01秒。後0.01秒足りなかった」


私は号泣してしまった。


悔しくて、自分が情けなくて、涙があふれた。


圭吾さんはそんな私に腕をまわして、抱きしめてくれた。包むように・・・


「泣け」

って言ってくれた。


私は圭吾さんの胸元のシャツ掴んで、泣いた。


圭吾さんに包まれている中で大声で泣いた。



しばらく泣いたら、だいぶ気持ちがおさまってきた。


「ありがとう。泣いたらすっきりした。せっかく観に来てくれたのにごめんね。ダメだね。0.01秒がんばれなかったや・・・ほんとにごめんなさい」


私は圭吾さんの胸から離れた。