恋と狼と陸上と…

しばらく歩いて、下を向く視線の先で、圭吾さんの足が止まったのが見えた。


私は圭吾さんを見上げる。


「頑張ったな」


圭吾さんが優しい顔で言うから私は、ずっとこらえていたのもが湧き出てきた。


私はずっとこらえていた。


泣いたりしたらみんなに迷惑がかかるから・・・


同情されたくなかったから・・・


だからずっとこらえていた。