私はエントランスの中に入り、エレベーターのボタンを押した。


圭吾さんは最強と恐れられる男。でも怖がる私を心配してくれたり、私を強いという。


女を寄せ付けないというけど、私にはおんぶしてくれたり、お姫さま抱っこしてくれたり、手もつないでくれる。


やっぱり忘れられないよ。


私は圭吾さんが好きなんだ。


ただ恋がしたいと思っていた私が好きになったのは、男子に恐れられ、女子の憧れの最強のウルフなんだ。