恋と狼と陸上と…

校門は開いていたので、中に入ることができた。


でも真っ暗な校庭。職員室と教科準備室からあかりが漏れているものの、真っ暗な校舎。下足棟はもう鍵がしまっていた。


私達は校舎に近付くと、職員室の棟への連絡通路の入り口が開いていた。


その人は靴を脱ぎ、暗い廊下へ入って行った。私も慌てて靴を脱ぎ、入って行ったけど、真っ暗な廊下は思ったよりも暗くて、やけに私たちの足音が響いた。


私は究極にビビっていた。昔から暗いのとか、お化けとか、その類は大嫌い。


「何組だ?」


「ひゃーーーーーーーー」

突然その人がしゃべったので、びっくりして、パニクって腰が抜けてしまった。冷たい床が太ももに触れた。


「どうした?」

その人が私の前に来て座りこみ、同じ視線になってくれた。