恋と狼と陸上と…

私が小走りで付いて行っていることに気付いたようだった。


「ううん・・・ありがとう」


それからは私の歩幅に合わせてくれて、私はその人と並んで歩くことができた。



気付いてくれるなんて、優しいな・・・



その人は鞄を右肩にかけて、左手をポケットに突っ込んだまま、私の横を同じ速度で歩く。



無意識だろうか?車道側をその人は歩いている。


そんな気遣いがまた、うれしかった。