恋と狼と陸上と…

私はおばさんがお茶とコーヒーを入れてくれた袋を持って逃げるように外に出た。背の高い人が出てきてすぐに、私は

「ありがとうございました」

と頭を下げた。


「新手のカツアゲか?おもしれーな」

その人の声に私は顔をあげた。その瞬間、雷に打たれたように全身に電気が走った。


・・・かっこいい・・・


さっきは顔を見ていなかったからわかんなかったけど、すごいカッコイイ。


大きくも小さくもない目はちょっとつり上がっていて、すぅっと通った鼻筋。薄い唇にシャープなあごのライン。


髪は茶色く、くせ毛なのだろうか?長めの髪はパーマとも違う自然な感じにうねっていた。


シャツのボタンを2つめまで開けて、緩くネクタイを結んでいる。



その人は私の手から袋を取ると、コーヒーを出して、

「じゃあな」

と歩き出した。