恋と狼と陸上と…

駐車場に戻り、ヘルメットを受け取り後ろに乗る。


低いエンジン音が轟き、ゆっくりと走り出した。


私は圭吾さんのお腹にしっかり腕を回す。


そして背中に何度も「好き」と言ってみる。


エンジン音と風の音で聞こえるわけないのに・・・


信号で止まった時


「寒くねえか?」


って聞かれた。



私は「大丈夫」と言った。



結局話したのはそれだけで、私のマンションの前のツツジ公園に着いてしまった。