急いで救急車を呼んだけど、神様は二度目は救ってはくれなかった。 …… 鞠哉の顔の上には白い布が載っている。 あたしは鞠哉の隣でずっと涙を流している。 どうして、鞠哉が死ななければいけないのか分からない… どうして… どうして… 鞠哉が居なくちゃ、あたし…独りぼっちじゃん。 あたしを独りにしないでよ…