あれから、毎日病院にお見舞いに行くあたし。 入院から3日過ぎ… ようやく、目を開いた。 急にだったから、すっごくビックリした。 急いで担当医師を呼んで、鞠哉の目が覚めたことを告げる。 そして、鞠哉のお母さんや修兄にも。 一番喜んだのはあたし。 でも…… 「キミ、誰?」 あたしの頭の中は真っ白になった。