・・・ あたしと修兄は自転車にまたがった。 「おし、行くぞ。」 あたしはしっかりと修兄に掴まった。 なるべく早く着いて、鞠哉に会いたい。 会いたい・・ 会いたい。 無事でいて・・・ まさか、あたしを迎えに来てくれるだけでこんな大事故になるなんて・・ あたしが・・・鞠哉の大好きなサッカーを奪うなんて。 嫌だよ。 離れないで居てよ。 幸せにするって言ったじゃん。 ・・・どうか、神様。 鞠哉が無事で・・・