目覚めると、見知らぬ部屋。

「何処だ?ここ・・」



起き上がるとそこはベッドの上、
何か布団の中で動いた。


足・・?



ふと、横を見ると・・
楓がそこにいた。




「・・?!ちょ・・何であんたがおンの-?!」

つい、大きな声で叫んでしまった・・



「・・・ったく、デッカイ声出すなよ」

かなり不機嫌そうに目覚める楓。



「いや、つか何であたしココにおンの?!つか、誰の部屋よ?!」

楓は1つため息をつき、説明し始めた。



「昨日、お前道端で途中寝たの覚えとるか?」

・・・え?
いや・・全く覚えてないんですけど・・。




「寝てた理由は、多分お前"酒"飲んだやろ?未成年なのに!!」

・・あ。
飲んだような気がする・・。



「そいで、これはヤバイと思って近くに俺の家があったからそこまで負ぶって行ったわけよ。んで、今に至るって奴。」


ポカンとした顔で楓を見る。




「ってことで、俺は寝る。」


そう言い残し、抱き枕を抱え再び眠りについてしまった。