春なのに、少し寒く
あたしの手も寒さで悴む。


手が悴んでいることに気づいたのか、
楓が自分のコートのポケットに一緒に忍ばせてくれた。



ほっこりと温かく・・
幸せな感じがした。



友達になって
まだまだ短い期間だけど
こんなあたしを見てきてくれた

 "楓"


何とも言えない幸せ感が、
あたしの周りを漂う。




楓、あんたは気づかないかもしれない・・
あたしの心は今、はちきれそうな程胸が苦しいんだ・・


これってやっぱり、恋って奴なのかな?


恋って認めたくないような感じもするけど、
でも・・やっぱり、恋なんだよね。





 好きだよ・・