涙が溢れそう。 だけど、グッと堪えた。 鼻水も堪えようと必死だけど、やっぱり無理。 近くにあるティッシュを一枚とって、鼻の下を押さえる。 なるべく声も我慢した。 本当は大きな声で泣きたいぐらいあるけど、楓との関係を吹っ切る為に必死で頑張った。 シーンと静まる、電話。 楓が出した決断は…