「あのさ…名前は?!」 「品川 美玲(シナガワ ミレイ)。」 冷たい口調で言われた… 「美玲ねッ!!あたしは、橘 かえで。」 「かえでって言うのか。っま、覚えとく…。んじゃッ。」 そう言って走り去っていく瞳と美玲に廊下じゅうに響き渡る声で 最後の質問をした… 「どうしてこの学校選んだのー?!」 すると、瞳が後ろを振り向き、 「桜が綺麗だから。」と言った。