しとしと、ぴたり しとしと、ぽたり 澱んだ空から降る雨を 両手を広げて受け止めた 掛けた眼鏡のレンズの上に 小さな小さなガラス玉が いくつもいくつもできてゆく 今日までの僕を洗い流して 明日からの僕を創造する 新たな気持ちで始めよう この雨音は僕の終わりと始まりの合図