「限さん、これは僕一人の手には負えません。助っ人を頼みましょう」 「だな」 限さんも大きく頷いてくれました。 僕は携帯で今の時刻を確かめると、アドレスから彼の名前を選び出します。 そう、他でもない、原口龍太郎その人。 今は、日曜の午後三時、彼は恐らく自宅に居る筈です。