「おゃおゃ、お兄さん方。何してるんですか??」 「あんた!!」 声の主は葉月だった。 浴衣に着替え、髪は少々濡れている。 顔がつきに照らされて、不気味に輝いている。 「僕の彼女になんて事してくれたんだ」 「はぁ!? 誰があんたの彼女よ!?」 「お転婆なのも良いけど、たまには周りを見ようね。亜紀」 「……」 「君達、覚悟できてるよね??」 怯えた顔のお兄さん方が少し哀れに思えた……。