呆気なく、枝は折れた。 男の攻撃を必死でさける。 途端、一人の男に羽交い締めにされた。 「へぇ、なかなかの美人じゃん」 ……私が美人?? それはどーも。 「なぁ、俺らと遊ばない??」 「いえ、もう消灯時間なんで」 ここで、言い返した自分は英雄だと思う。 「ちょっと!? 離してください!!」 男達は私に群がってきた。 こんな時間に一人で出歩いたのは間違いだった。