一日が終わるのは、早いモノで…夕食も済み、夜行練習も終わり、私は割り当てられた部屋に向かった。 「やぁ、遅かったね」 「……」 笑顔を振りまいているのは葉月である。 「警戒してても良いけど、寝れるの?」 布団を目一杯角に寄せた。 「ここから、こっちには来ないでください!!」 「別に好きこのんで行く分けないじゃないか…」 ため息をついて、葉月は浴衣を持って風呂へ行った。 私は気分転換に、外に行くことにした。