結果的に一人になってしまった…。 「一人で食べてもなぁ~」 目の前に広がる料理に目を落とした。 「へぇ、君一人?? 唯一のご友人は?」 「……」 「あぁ、さっき彼氏と一緒に歩いてたね」 「そうよ…あんたも早く彼女と一緒に食べてこれば?」 「彼女なんて居ないよ。午前練の時の事をみて…誰が告白すると思う??」 …午前…。 思い出して、一気に顔が熱くなる。 男は相変わらず、微笑んでいる。