そして、私も…と、竹刀を手に取ったとき…。


「ねぇ」


あの男が越えを掛けてきた。


「何よ」


私は、ツンッと言い返す。

すると、葉月は私の後ろに回った。


「なっ何!?」


「良いから、そのままで」


「あのっ!! ちょっと!?」


前に手が回ってきた。