そこにいたのは、手招きをしながら微笑んでいる葉月の姿が。 「知らない知らない!!」 「西波さん」 突然自分を呼んできた。 「なっ!?…馴れ馴れしく、呼ばないでください」 「わぉ。最初から、敵意むき出しとか、ご苦労様」 「はぁ!? あんたのせいで、こうなってんのよ!!」 「僕のせい? 心外だな」 「何が心外よ。勝手に朝練邪魔したくせに!!」 私の言葉をまるで聞こえてないかのように振り払う。 「君とは、永遠のライバルになりそぅだな」 私たちの言い合いを、クラスの人たちは呆然と見ていた。