蓮の告白から時が経って、今は夏休みに入っていた。



「雪帆夏休みに蓮と会った?」


フルフルと首を横に振るあたしを、呆れた顔で凛が見つめる。


ここはあたしの部屋。


今日は凛が遊びに来たのだ。



「はぁ!?もう夏休みも半分過ぎたのに!?今が一番楽しい恋人同士が何やってんの!」


と、おもいっきり怒られてしまった・・・


あれからどうだったのかというと・・・もう大変だった



「好きです!付き合ってください!」


「ごめんなさい!」



これの繰り返しだ。


改めて、メガネと三つ編みの破壊力を思い知らされた。


ん?蓮と付き合ってるんじゃないの?って?


そーなんです!あれから蓮と付き合っているんだけど、学校の人達には内緒なんだ。


屋上から帰ったときはめちくちゃ問い詰められたけど、あたしは乗り切った!


こうでもしなきゃ、蓮を好きな女の子達から血祭りに上げられちゃうしね。


それだけは絶対嫌だから!


蓮はめちくちゃ不満そうな顔してたけど・・・