「どうして?」

「だって、羽衣の奇麗な足を他の野郎共に見せたくねぇもん」

「・・・」

「嫌?」

「ううん 愛を感じるから・・・」

「可愛い」

そう言って、また抱きしめてくれた。

文化祭まであと一週間。

衣装は、大抵彼女に作ってもらっているのが多い。

彼女が居ない人は、優しい女子に作ってもらっている。

あたしは、もちろん聖也の分も作る。

「出来た?」

「出来た」

放課後、二人であたしの家に来て衣装作り。

聖也は、懐中時計を持った白うさぎ。

あたしは、アリス。

「試しに着てみて?」

「いいよ」

「あたしは、下の脱衣所で着替えて来るから」

「ああ」

出来た衣装を持って、脱衣所に入って大急ぎで着替えた。

鏡に映る自分を見て、

・・・・・・

感想なし。