あれから、一ヶ月が経った。

聖也と詩織とあたしは、ずっと一緒に帰っている。

辛いけど、聖也の喜んでいる顔を見ると何も言えない。

「今日さ、拓哉さんの店のバイトだよな?」

「うん」

詩織も、拓哉さんの店でバイトする事になった。

「急がないと、拓哉さんに怒られるぞ」

「だよね?」

「うん 仕事には、厳しいから」

「だね・・・」

香奈さんは、あたしの気持ちもわかってくれて、支えてくれる。

「こんにちは」

「こんにちは」

「こんにちは」

「おう 早く用意しろよ」

「もう! これでも急いできたんだから」

「はいはい わかったから」

横から、視線を感じた。

ん?

横を見ると、聖也があたしを見ていた。

「聖也、どうしたの?」

「いや・・・ごめん」

「ううん 早く着替えて来よ?」

「あっ ああ」

着替えてきてあたしは、いつもどうり厨房。

ここに立つと、聖也とここでしたキスを思い出す。

よく二人で話したから・・・