……… 「あら、お姫様も楽じゃないのよ。」 そう言ってふふっと笑う。 顔は見えないが、声からして女性だろう。 私は恐る恐る口を開いた。 「あなたは…?」 「じゃぁ、あなたをお姫様にしてあげるわ。」 それは、あまりにも突然な事で 呆然としている事しかできなかった。