ふと
周りを見渡せば、さらに大きなため息が出た。





白で統一された家具には
私のお気に入りのぬいぐるみや、小物がおいてある。




なにも不自由がある訳じゃない。


それなのに、まるで心にポッカリと大きな穴があいたような気分だ。






「1度で良いから、お姫様になってみたいわ。」





そう呟いて、眠りについた。