「…チチンプイプイプーイ」 ………ピピピピピッ 目覚まし時計の音が頭に響く。 「ううーん」 わたしはベットでのびをして 布団にこもった。 「まきー、いい加減起きなさいよー」 1階からお母さんの声がする。 「んーー」 わたしはテキトーな返事をしてベットからおりた。 わたしは水山真希 高校1年生。 タンタンッ―― 階段をおりる音がやけに響く。