「あのさぁ」
「えっ?」
出ようとしていたら急に大野君に呼び止められた。
「おまえ、こないだ頭にサッカーボール当たった子だよな?」
……おまえ?
さっき初めてしゃべったばっかなのにおまえ?
ま、まぁそこはスルーしておこう。
てゆうか……
「なんでサッカーボールのこと知ってんの!?」
「だって俺大夢と一緒にいたし」
え、そうだっけ?
記憶をたどってみるけどよく思い出せない。
でも言われてみればそんな気もするような…
考えてると大野君の腕についているオシャレな腕時計が見えた。
ん?腕時計って…
あ!!思い出した!
そういえばいたよこの人!
あの時かっこいいなって思ったもん!
(↑覚えてない人は34ページをみてね)
「おぼえてねーの?」

