「すんません、遅れました」
ボーっとしてると急にドアが開いて誰かが入ってきた。
「おー、おっせーよ大野」
大野…ってこの人のことだったんだ。
なんかどっかで見たことあるような…イケメンだし。
すごいクールそうだけど。
「わー、大野君だ。やっぱり近くで見るとカッコいいね」
岡田が横でキャッキャと騒いでる。
笹木はどうしたのよ笹木は。
若干呆れていると大野君がチラッとこっちを見た。
「この子たちっすか。マネージャーって」
「あぁ、岡田さんと三好さん。おまえ挨拶くらいしろよ」
はいはい。と言いながらこっちに近づいてくる。
「俺、大野隼司(オオノシュンジ)。2年7組ね。よろしく」
ん?今7組って言った!?
ってことは大夢くんのクラスメイトじゃん!
な、仲良くしよう。
そしてあたしの株を上げてもらいながら大夢くんの情報もゲットする!!

