あたしの声にみんなが
ふりかえってこっちを見た。
うわ~はずかしっ
しかも美沙もこっち見てるし!
…ん?なんか…こっち近づいてきてない!?
「ねぇ、もしかして…
三好玲奈ちゃん??」
しまった、バレた…
「う、うん。久しぶりだね、美沙」
「やっぱり!?わ~玲奈ちゃんだぁ!!
なつかしいなぁ。ずっと会いたかったの!」
美沙はあたしの手を握って超ハイテンションで
ぺらぺらしゃべってる
「玲奈ちゃんと同じ学校だったなんて
すっごい嬉しい~!!ほんとはね、転校するのちょっと不安だったの。
ねぇ玲奈ちゃん、これからも美沙と仲良くしてくれるぅ??」
そんなうるうるした目で頼まれたら断れない
じゃん!!周りの男子目がハートになってるし。
「う、うん。いいよ」
「ホント!?うれしい!!
じゃあ美沙、お仕事あるから行くね。
またね、玲奈ちゃん!」
美沙は台風のように去って行った。
周りの人も美沙について教室から
出ていった。

