この頃和真くんを見てない

元気かな

久しぶりに話したいな

と思ったとき

教室からあなたが見えた

私は1階の教室にいる

あなたは教室の向かい側の棟の2階にいる

あなたはこっちを見ている

私もちらっと見て目をそらした

もう一度見るとまだ、和真くんは見ていた

目が合った

あなたは最高の笑顔をくれた

しかもピース付きで

私は軽く笑顔を返した

そのとき始業を知らせるチャイムが鳴った