なんだ?




これ。



ドキドキする







いやいやっ!
なに考えてんだ!?



亜莉桜っ!!






「さぁ帰ろうよ!何時までもここにいる訳にもいないでしょ!?」


バッと立った時だった。



ドサッ

「いったぁ…」

ボールを踏んじゃったよ…



「お前はよく転ぶな。」



手を掴まれた。




「ほらっ立てよ。」



「あっうん。」






・・・・。




「なんか言うことねーのかよ?」


「…ありがとう。」







「はい偉い偉い。」




ポンポン。



頭…!!



叩かないでよ!




「なに!?雪也!急に優しくしないでよ!」




「惚れたか?」





ニヤつく雪也。


こんな奴にドキドキした私がバカだった!!!



「そんな訳ないでしょ?バカ〜!!」






でも。

ちょっと。





ドキドキしたのは。






雪也には内緒。