「あぁ〜遅刻するっ!どうしよう…」



私は天宮 亜莉桜
アマミヤ アリサ

高校3年


至って普通の高校生。



ちょっと違うって言えば
皆にうるさいって言われるこの甲高い声。


自分でも
あんまり好きじゃない。







うちは、雨に濡れながらコンクリートの道路を走る。




「あ〜もうっ!雨めんどくさっ!!」




そう叫んだ時だった。