「何を勝手に決めてんだ」

「良いじゃない。ペット用の雑貨屋なんだし、こんな貼紙あっても違和感ないじゃない!看板娘になるかもしれないよ」


あきら

ちょっと困ってる


喜ぶと思ったのにな


私、下唇を少し突き出して見せる


「飯の面倒は?トイレのしつけとか出来てないんだろ?夜中独りぽっちにして、何かされちゃっても困るじゃないか」

ごもっとも

「………お金なら、私が出します…」


なかば意地だ

子供みたい


にゃ


短く猫が鳴いた