キミシダイ




………右頬に………






………左頬に………





言葉無く先生と見つめ合う…視線が…逸らせない…





「……先生ぇ……」



「……月…笑え……泣き顔より笑顔で居ろよ」


親指で私の涙を拭う先生…



私は頑張って笑って見せた



私が笑えば、先生も笑ってくれるんだ…






「……そういえば…中西と小林にもチョコ渡したのか?」


「え?…ん…渡したよ?大翔は喜んでくれた…中西は…あたしの心配してくれてた」