キミシダイ




「……上手く出来たんだけどな…」


呟いてチョコを口の中に入れた…甘い甘いチョコの味が口に広がる


チョコの味を初めて切ないと感じた…



「ただいまぁ」


玄関で声がして、階段を上ってくる音…

急いで涙を拭いた所で部屋の扉が開いた



「ただいま♪…あれ…月チャン…甘い匂い」


「………チョコ…本当は先生にあげようと思ってたけど……アレルギーでしょ……え?」


目を疑った…





だって…