「ねぇ、リョウ。今日はどこに連れて行ってくれるの~?」

「は?決まってるだろ?ホテルだよ」

「リョウ、いっぱいいっぱい愛してよ」

俺の腕にまとわりつく甘ったるい声を出してる女。
名前は何かなんて別にどうでもいいこと。
ヤれればいいんだよ。
女なんてその程度のもの。

「ねぇ?アミこの部屋がいいなぁ~。リョウ早く入ろうよ」

俺を急かす女。
アミって名前だったんだ。
まぁ、別に興味はないけど。
さっさと終わらせようぜ。

―――――。

~~♪
「あっ、アミのケータイだ。リョウちょっとごめんね~。
――あっ、くうちゃん!うん・・・今?彼氏といるの!・・・・・・え?・・・」


は?誰が彼氏?
一度ヤったぐらいで勝手に彼氏にするなよ。
お前とは今日で終わりなのにさ。

「おまたせリョウ♪友達から電話だったの。あっ、女友達だよ!もちろん。リョウ、またデートしようね!」

「お前、今日で終わりだから。二度と俺の前に出てくるな?」

「何言ってるのリョウ?かわいい彼女に失礼ね」

「誰が誰の彼女だって?」

「アミが~リョウの彼女☆」

「お前はヤルだけの女だから。お前ぐらいの女ならいくらだって探せるんだよ。じゃぁ、俺先帰るから。ここの金はお前が払えよ?」