見慣れたアスファルトはそこにはなく、 土色、まさに土の道が前にあった。 「どゆこと」 左右には古風な店たち。 それから…ちょんまげ?! 「…映画の撮影?」 ありもしないことも考えたが、 とりあえず正門に戻ればなんとかなる と自分を落ちつかせ、後ろを振り返った。 「…!!…やっぱり」 薄々感付いてはいたものの、 やはり現実に直面するとなると 勇気と覚悟がいるものである。 振り返った先には門はなく、 ただ大きな橋がかかっていた。