「どっか行く?明日休みだし」 「でも制服じゃん」 「じゃあ俺の家でも」 ニヤニヤしながら、鞄を振り回すわたしの彼氏。 「…え」 「もう03か月だし♪」 わたしはあきれて01人で正門に向かって歩きだした。 「ちょっと待ってよ」 一輝の声が聞こえる。 それでもわたしは ずんずんずん歩き続ける。 ずんずんずん… 正門を通り抜けて…