試合は想像通り、星ちゃんはシングルでも、剛君と組んだダブルスでも勝ち進んで行った。 待ち時間が長くなるほど、さっきの彼女が頭に浮かんで切なくなった。 頭を撫でるなんて……… きっと、特別な存在に違いないじゃんね。 凪が今日呼ばれたのはホントに友達だから?? ごめん、星。 試合なんか見てなかった。 ただ、好きすぎて苦しくなった想いをどうすればいいか悩んでた。