バスを乗り継いで、家まで帰る。 悠斗は本当にメールっていうものをしないから、 なかなか連絡がとれない。 今日…クリスマスイヴだよ悠斗……バカ!! 連絡してこいっての!! 何度も携帯を開いては、なんの連絡がないことに落ち込みながら、 バスから降りて家へと歩いた。 家の前に一台の黒いワンボックスカ−が、 エンジンかけっぱなしで停まっていた。 不思議に思いながら車を通り過ぎると、 運転席の窓が開いた。 「桃叶、お疲れ」 中から顔を出したのは悠斗だった。