玄関を出ると、悠斗はチャリにまたがっていた。 街頭に照らされた、パ−カ−姿の悠斗に 胸がきゅんとしてしまう。 「悠斗、私…歩きたい」 悠斗は前髪の隙間から、優しい眼差しで私を見た。 「チャリじゃ…すぐについちゃうじゃん」 悠斗は、ふっと笑った。 そしてゆっくりチャリから降りた。 「行くか」 悠斗はチャリを引いて、歩きだした。 私もその隣を歩いた。