…そうして一緒に1階まで降りて行くと、廊下にまで料理のいい匂いが届いていた。 もう出来上がってるのかな…。 お手伝いしたかったから、少し残念。 「神崎、行こう」 「あ、うん」 思わず足を止めてしまった私に大塚君が声を掛ける。 私は慌てて返事を返して、彼の後を追った。 …そして、廊下からダイニングの方に入ろうとした しかし、 「……んっ、ちょっ、神崎っ」 「黙ってろ」 そこでは、佑香さんとお兄ちゃんが… キスしていた…。