気になる背中





「うわ、姉ちゃんからメール着てた」


枕元でチカチカと明かりを点滅させていたケータイを拾い上げると、大塚君はそう呟いた。



たぶん、私とお兄ちゃんが来ることを伝えるメールだったのだろう。


大塚君はそれに目を通したあと、

「姉ちゃんが強引に誘ったみたいでごめんな?」

と、申し訳なさそうな顔でそう言った。


「ううん!誘ってもらえて嬉しかったよ?」


私がそう答えると大塚君は嬉しそうにふわりと微笑んだ。



「んじゃ、姉ちゃんの飯いっぱい喰ってって。

姉ちゃん料理だけは得意だから、美味いよ」

「うん!」