叔母さんはとても優しくしてくれたけれど、私はそんな叔母さんに迷惑をかけちゃいけない。



そう思って、ずっと一人で頑張ってきた。



頼っちゃ駄目。


そう言い聞かせてた私は、いつからか笑わなくなってしまったんだ。





「羽川さんて、綺麗だけど怖いよね・・・・・・」


「あー。わかる。近寄り難いよねぇ・・・・・・」



いつもよりゆっくり校内を歩いていると、私の教室からそんな声が聞こえた。