これでもか、と言うくらいに咲斗は私の口の中を掻き乱す。 もう、本当に息が苦しい。 そう思ったとき、レンが言葉を発した。 「・・・あのさ〜。俺達いるの忘れてね?」 レンがそう言うと、咲斗の唇が私から離れた。 く、苦しかった・・・! 息を思いっきり吸って、呼吸を落ち着かせていると、咲斗の不機嫌そうな声が聞こえた。 「ったく。いいとこだったのによ」 その言葉で、顔が真っ赤になるのがわかった。